余命半年と宣告された美容師。ただいま、後悔しない生き方を爆走中  ーL.O.G SHIBUYA   藤野 慎太郎さん 前編ー

2018.08.13

 

多くのお客さまに指名され、トッププレイヤーとして波に乗っているとき、悪夢は突然やってきました。全身が痛い。自由に身体が動かない…。サロンに立つ気力すらない。

 

1年前に結婚し、子供にも恵まれ、これから明るい未来が待っていると信じて疑わなかったあの日、突然、病に倒れた藤野慎太郎(ふじの しんたろう)さん。あれから4年。現在は渋谷の人気サロンL.O.G SHIBUYAの店長として活躍する藤野さんに、闘病エピソードをうかがいました。

 

インタビューは前編・後編の2回、今回は前編です。

 


 

働き盛りの24歳。結婚し、息子もいた藤野さんを襲った不幸

 

出身は栃木県です。スタイリストデビューは、実家からほど近い場所にある小山市内のサロンでした。24歳で、毎月200~300万円を売り上げていて、自分はまだまだ美容師として伸びていける! という自信もありました。プライベートでは結婚して子供も生まれ、家族を養っていくためにガムシャラに働いていたんです。体調不良を感じるようになったのは、その頃ですね。まさか自分が重大な病気、ガンに侵されているなんて思ってもいなかったんです。体調不良の原因は、働きすぎとストレスなんだろう。少し休めば大丈夫と自分に言い聞かせていました。

 

そんな不調も、やがて我慢の限界に。地元の個人病院では、ストレスが原因だと診断されました。でもやっぱりおかしい。お腹が痛くて、どんな薬を飲んでも効かない。どんどん痛みも増してサロンに立つことが辛くなってきました。長年サロンに通ってきてくださるお客さまに相談してみたところ、地元の大学病院を紹介されたんです。

 

実はそのとき、精巣腫瘍というガンに侵されていた

 

 

大学病院では、血液、尿、CTスキャンなどさまざまな検査を受けました。その検査結果によって、痛みの原因はストレスではなく、ガンだということが判明しました。しかしこの段階では、どの場所のガンなのかが分からないんです。ガンの元凶を突き止め、症状を把握するためには、さらなる精密検査が必要なのです。そこでPET-CT検査を受けることになりました。

 

実はガン細胞は、ブドウ糖を多量に取り込むという特徴があります。PET-CT検査はガンの特性を利用し、ブドウ糖を取り込んでいる細胞を探すことで、ガンのある場所を見つけていくのです。そのPET-CT検査の結果、精巣腫瘍があると分かりました。さらにガンの進行状況からステージ3Bと診断されたのです。

 

>余命半年と告知されて・・・

 

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