デザインセンスの原石は、持ち主の“内面”を磨くことで輝きはじめる -美容師ステップアップ-

2018.10.24

 

唯一無二のファッションとヘアスタイルで、周りにいる人たちまで元気にしてしまうUMiTOSの渡邊なつきさん。数々の美容コンテストで上位に入賞した、デザインのセンスの持ち主としても知られています。そんな渡邊さんに、なぜ沖縄のサロンからUMiTOSに転職したのか、新天地でどのように成長してきたのかなど、これまでの歩みについて語っていただきました。デザインセンスを磨きたい美容師さん必見のインタビューです。

 


 

砂原由弥さんと同じサロンを志望するも新卒募集枠がなく断念

 

 

私の生まれは愛媛ですが、沖縄の流装カルチャーや沖縄髪などに興味があったので、高校卒業後に沖縄の美容専門学校へ進学しました。デザインすることが大好きで、ヴィダルサスーンやトニー・アンド・ガイのコンテストにも学校代表として出場したことあります。

 

そのころから憧れていたヘアデザイナーは、UMiTOS代表の砂原。業界誌などに掲載されている作品のなかで私の目に留まるヘアデザインは、いつも砂原のものでした。デザインや技術、発想すべてに惹かれるものがあったのですが、作品そのものだけではなく、「創る人の魅力」のようなものを感じていました。いつしか、「これほどに人の心を動かし、見た人が感動するような作品をつくれる美容師になりたい」と願うようになったんです。

 

 

卒業後はもちろん、当時砂原が働いていたサロンに入りたいと思っていました。でも、電話でサロンに問い合わせると、新卒は募集していないという返事が…。一縷の望みをかけて、別人を装って3〜4回ほど電話をしてしまいました(笑)。それでもサロンの答えは同じだったので、仕方なく諦めました。

 

 

専門卒業後、最初に働いたのは、沖縄県内で一番デザインに定評のあったサロンです。私は練習がしたくて仕方がなくて、毎日家でも練習をしていました。人一倍、不器用だったこともありましたが、「なぜその角度なのか」「なぜその動かし方なのか」など、少しでも気になることがあると、完全に理解するまで次に進めないので、余計に時間がかかっていましたね。質問攻めで先輩にも迷惑をかけていたと思います。

 

沖縄のサロンでは、6年間くらいお世話になりました。辞めたきっかけは、砂原が表参道でヘアサロンを立ち上げることを知ったからです。東京の美容の中心で、しかも尊敬する砂原の近くで、デザインを究めたいという気持ちを抑えることができませんでした。

 

デザインを磨くために、食生活や言葉遣いから見直す

 

 

UMiTOSの面接では、とにかく砂原のデザインが大好きであることを全面に出しつつ、自分の作品をまとめて「撮影のときにネイルは担当できます」など、自分のできることをアピールしたことを覚えています。

 

最初に配属されたのは千葉県南房総市にある「海と砂原美容室」でした。なぜ表参道ではなく、南房総に配属されたのかというと、関東での生活に慣れることと、砂原の母である会長から「真心の精神」を学ぶためです。

 

私はそこで、食生活から生活態度、言葉遣いなど、自分に足りない部分を少しずつ改善していきました。入社当初は肌荒れがひどかったのですが、お昼は店で栄養のあるまかないランチをいただき、家でも気をつけるなど食生活を変えてから肌はキレイですし、随分と体調もよくなったと思います。定期的に、秘書検定準一級を持っている秘書から、一般常識や言葉遣いを学ばせてもらいました。デザインを学びたいと思って入ったサロンでしたが、「その前に“内側”を磨くことが大切なんだよ」ということを、砂原をはじめとするUMiTOSのメンバーが教えてくれました。

 

 

表参道に異動してからも、自分の未熟さを痛感する機会がたくさんありました。サロンのオープニングパーティーでご案内係をしていたときは、各業界の第一線で活躍しているみなさんを前に緊張してしまい、具合が悪くなってしまったことも。ヘアショーやセミナーの数も段違いに多くて、その量とスピード感に圧倒されて、自分の仕事やデザインのテンポが遅すぎることにも気づかされました。

 

一度、砂原のお客さまから、「あの子の容姿がざわついて落ち着かない」と、ファッションクレームをいただいてしまったことも…。その理由をひも解くと、目立つファッションをしているだけでなく、言葉遣いや行動がざわついていたことが原因だとわかりました。私としては、ファッションを通じて元気を提供したいという思いでやっていたことでしたが、内面を磨かないとその想いは届かないことに気づかされました。

 

ただ、そのときも地味な格好で無難にするのではなく、TPOに合わせてファッションを変えていく方法を砂原がアドバイスしてくれて 私の武器を生かして伸ばす道を見いだしてくれました。したい格好をするだけではなく、将来につながるための、今のファッションの見せかたを学びました。

 

>コンテストを楽しむコツとは?

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