次世代のガーリーカルチャーをつくる。かわいいもの好き女子に愛され続けるために伝えたいこと ➖Bettie山本由美子さん

2018.08.31

 

『Bettie』のオーナーである山本由美子さんは、原宿のガーリーカルチャーを語る上では欠かせない存在です。Valentainの立ち上げに参加し、原宿系モデルとして一大ブームを起こしたAMOさんやアーティストのきゃりーぱみゅぱみゅさんのヘアを担当してきました。そして、2015年にBettieをオープン。流行の移り変わりが激しい中で一貫してガーリーカルチャーを提案し続けています。

 

今回はそんな山本さんのルーツと、かわいいいもの好きの女子から愛され続ける理由。そして、これからのガーリーカルチャーのあり方について伺いました。

 


 

ガーリーカルチャーとの出会い

 

 

美容師として働きはじめたころ、「美容師はファッションだけでなく、映画もおしゃれなものを知っていてあたり前」という風潮がありました。そのため、私も先輩から教えてもらった作品をいろいろ観ていたんです。その中で、自分が好きだと思ったのがソフィア・コッポラの作品やクロエ・セヴェニーが出演している作品など、ガーリーな世界観のもの。

特にソフィア・コッポラの「ヴァージン・スーサイズ」は私のルーツといえます。全体の雰囲気やファッションがかわいいだけじゃなく、背景のインテリアやタイトルの文字、音楽にいたるまで、世界観の表現がすばらしくて。観るたびに新しい発見がつきませんでした。掘り下げれば掘り下げるほど、次々と知りたいことが増えてきてガーリーカルチャーの世界に引き込まれていったんです。

「ヴァージンスーサイズ」をきっかけに、他の映画でも作品を掘り下げ、細部まで気にして観るようになりましたし、気になる部分は徹底的に調べ上げました。それが、その後の作品づくりにも大きく影響しています。

 

山本さんが発信し続けてきたガーリーカルチャーとは

 

 

周りに「ガーリーな世界観が好きなんです」という話をしていたら、「得意なテイストを活かしたサロンを一緒にやらない?」という話をいただきました。そうして参加したのが「Valentine」です。ここから、大好きなガーリーカルチャーを発信する側になっていきました。

 

このころ、出会ったのが青文字系の読者モデルとしてカリスマ的存在となるAMOちゃんです。彼女もガーリーカルチャーをルーツとしていて、お互いが新しいガーリーカルチャーの表現を探っていました。彼女は、私が知らなかった“ロリータ”の知識を持っていたので、ロリータカルチャーとストリートカルチャーをミックスしたAMOちゃん独自のスタイルに、さらに私の得意な90年代ストリートのエッセンスをプラスしたんです。

ガーリーとストリート感という、相対するエッセンスを組み合わせた新しいスタイルは、当時の女の子たちが欲しがっていたものだったんだと思います。当時は薄いピンクやパープルのヘアカラーをしている子はいなかったので、インパクトも大きかった。1日中、同じヘアスタイルを作っている日もあるくらい「流行っているな」という実感がありました。

また、そのスタイルを体現するAMOちゃんというアイコンがいたことで、若者の間で急速にガーリーカルチャーが広まったのだと思います。

サロンで新しいスタイルを提案すると同時に、ブログでの発信に力を入れはじめたのもこのころ。当時は、ガーリーなスタイルに特化した美容室はなく、SNSも主流ではなかったのでガーリーカルチャーの情報がネットにはあまりませんでした。

 

だから、ガーリーカルチャーが流行しはじめているいま発信すれば、みんなに新しいスタイルやサロンを知ってもらうことができ、集客につながるチャンスだと思ったんです。

 

自分の知識を深めたいという思いもありました。だから、ヘアスタイル以外にも、好きな洋書や映画、フォトグラファーなど、好きなものや気になるものを自分なりに調べて、毎日更新していたんです。他の美容室では打ち出せないようなコアな情報を届けられるように、暇な時間はほぼ、情報収集にあてていましたね。

 

>Valentineでの発信が新たな出会いに。Bettieオープンの経緯とは?

 

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